W杯は広告主にとってオイシイものではない 視聴の傾向がわかる5つのチャート
ワールドカップが開催されているが、広告主の反応はこれまでのところは抑制されている。
人々のワールドカップの視聴方法が細分化されており、広告主は、従来とは違うやり方で注意を引かなければならない。
広告の事業上の成果を示すよう圧力が高まっているので、ブランドは2018ワールドカップのスポンサーになるのも躊躇している、と英調査会社グローバルウェブインデックスのシニアトレンドマネージャーであるフェリム・マグラス氏は語る。
2018ワールドカップの傾向がわかる5つのチャートを紹介する。
オンラインでの視聴に勢い
1万2200人以上を対象にした市場調査会社イプソスの調査によると、世界のインターネットユーザーのうち、62%はワールドカップの試合をTVで視聴するつもりで、4分の1はオンラインで視聴する予定だ。
この傾向がもっとも顕著なのは発展途上国で、オンラインで視聴予定のインターネットユーザーは中国で47%、次いでインドで45%、サウジアラビアで44%となっている。オンラインでの視聴へのシフトにより、2018ワールドカップのスポンサーシップ売り上げが、前回より1億7900万ドル(約197億円)少なかった理由の説明がつくし、今後の大会では予算の増加ペースが鈍化するだろう、と戦略エージェンシー、MTMスポーツの上級コンサルタントであるティム・パート氏は述べている。