日本女性が「35歳からの服」で変えるべきこと 大草直子さんが語る「5つの重要鉄則」

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ちなみに、同じようにエッジが硬いアイテムであるジャケットも、体が丸くなってくる世代に良いアイテム。360度すべて綺麗に見えますし、袖をまくって少し着崩すことも可能です。

ただし、中をシャツにしてしまうと、ジャケットもシャツも両方が男顔のものになってしまうので、中に着るものは女性らしく、レースのブラウスなどにしたほうが良いですね。

ルール②トップスで着たいならピンクベージュ

――仕事をしていると、白・紺・ベージュなどのシンプルな着こなしが多くなりがちなのですが、どうもおばさんっぽく見える瞬間が増えてきて。特にベージュは、歳を重ねるごとに似合わなくなってきたという声も多いのですが……。

べージュは、本当に難しいです。トップスとして着ても良いのはピンクベージュくらいでしょうか。その他の色なら、顔まわりは避けてボトムに持ってきてください。

もともとイエロー系やゴールド系のベージュは、外国人は似合うけれど、日本人には難易度が高い。黄色い肌がくすんで見えてしまうんです。

――若いときには好きだった洋服でも、どこかのタイミングで潔く捨てないといけないですね。

変化しているのだから、以前と同じである必要はないし、似合わなくなったら「諦める」「卒業する」というのも、当然のことだと受け止めてもらえたら。変わっていくことは悪いことじゃなくて、良いことですから!

ルール③30代半ばからは、膝を隠して知的に

――体型や肌の色、ほかにも注意するべきことはありますか?

やはり、欧米人と日本人は似合う色や形も違うので、そこは忘れないでほしいです。私が最も欧米人と違うと思うのは、脚の長さや胸の大きさではなくて、背中のラインと膝ですね。

ずっと畳で生活してきたのだから仕方ないことなんですが、欧米人のように背中が湾曲していないと、シンプルなTシャツやヨガウェアを着こなすのは難しい。たとえば、欧米のカットソーブランドのようなシンプルな服は、よほど計算しないとなかなか「似合う」には引き寄せられないんですね。

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