マップに関してはアップル純正のものではなく、Googleマップをインストールして使っている人もいるだろう。この場合でも、近いことができるので安心だ。Googleマップを開き、目的地を検索したら、共有ボタンをタップし、AirDropで自分のiPhoneを選択すればよい。すると、iPhone側でもGoogleマップが開き、検索結果が表示された状態の画面になる。
ここから改めてどの移動手段を使うかを選択しなければならず、アップル純正のマップよりひと手間多くかかってしまうが、iPhone側でGoogleマップを改めて開き、検索し直すよりも手軽にナビを利用することができる。
アプリによってはメモ代わりにも
アプリによっては、メモ代わりになることもある。たとえば、NAVITIMEアプリで乗換案内を使い、検索結果が表示されているときに、共有ボタンからAirDropを選択すると、共有された側のiPhoneやiPadには見慣れないメニューが表示されるはずだ。このメニューからは、標準のメモアプリやファイルアプリ、アップルの文書作成アプリ「Pages」などを選ぶことができる。テキストファイルを扱うアプリをほかにインストールしている場合は、それも表示される。
この中から1つを選んでタップすると、共有する側のNAVITIMEで検索した結果が、テキストのメモとして表示された状態でアプリが起動する。シンプルなテキストファイルなので、保存しておいてあとで見返したり、部分的にコピーしてメールで送ったりといったことも簡単に行える。営業や打ち合わせなどで外出する際に、翌日のルートをあらかじめ検索しておいてAirDrop経由で同僚のiPhoneに送り、当日はそのメモを確認しながら電車に乗るといった使い方ができそうだ。
筆者の場合、出張の際に、空港に時間どおりに着く電車を事前に検索したものの、うっかり保存を忘れて、当日、同じ検索をするということが多々ある。スクリーンショットを取っておけばいいのだが、ほかの写真に紛れてしまって探すのが面倒になる。このような二度手間を解消するためには、iPhoneのファイルアプリに渡してテキストファイルとして保存しておくといいだろう。
ほかにも、アプリそのものをAirDropでシェアして、目の前にいる相手に直接教えることもできる。3D Touchに対応したiPhoneの場合、アイコンを強く押し込むとアプリの各機能を直接呼び出すショートカットメニューが表示されるが、このいちばん上か下に、「○○○を共有」という項目がある。○○○にはアプリ名が入る。これをタップし、AirDropで共有してみよう。
共有された側のiPhoneやiPadでは、App Storeが開き、アプリのページが直接表示される。あとはそのページからダウンロードすればいい。口頭でアプリ名を教えて検索してもらうよりも、早くて正確に場所を教えることができる。目の前にいる相手にオススメしたいアプリがあったり、仕事などの都合でどうしても使ってもらいたいアプリがあったりするときは、この方法でアプリをシェアしておくといいだろう。
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