ベッキーの「不倫漏えい」の原因はシンプルだ

全ての情報が漏れてしまう簡単な経路がある

ゲスの極み乙女。のボーカル川谷絵音との不倫報道を受 けての会見場へ口をぎゅっと締めて険しい表情で入るベッキー=2016年1月6日(写真:日刊スポーツ)

不安定な中東情勢、中国バブル崩壊懸念、それらに伴う株価の大きな下落――。世界を見渡すと、実に重大な事件が発生している。

にもかかわらず、年明け早々の日本列島は芸能界を駆け巡る二つの話題に支配された。言うまでもないが、ひとつはジャニーズ事務所に所属するタレント「SMAP」の解散騒動とその生謝罪放送、もうひとつはタレントのベッキーさんと「ゲスの極み乙女。」ボーカルの川谷絵音氏の不倫騒動だ。

筆者は芸能記者ではない。そのため、両者についての”芸能情報”を発信するつもりはないし、それはできない。しかし、いずれの出来事も整理してみると、現実社会からさほど遠くない身近なところに問題の本質があることに気付く。つまり、この2つの事件は、多くの人にとって「自分にも起こる可能性のある」と考えられる事件なのだ。そのため、多くの耳目を集めるネタになった。

ネット時代は隠そうとするほど目立つ

芸能界で起きたことは、とかく現実社会と切り離して考えがちだ。しかし、それぞれのケースを取り巻く環境は、きわめてフツーのことだ。

SMAP解散騒動に関して言えば、社内の組織運営や指揮系統、あるいは労使関係といった、一般的な労働環境における問題を投影している。たとえどんなに影響力があろうと、不合理な組織運営は歪みを生み出して組織力を低下させることが教訓として伝わって来る。

また、どんなに情報漏えいを抑え込んだり、PR活動を積極的に行ったとしても、ネットの時代にネガティブな情報を完全に抑え込むことはできない。透明性を失った企業の経営者が問題を引き起こした時に批判されるというのも当たり前のことであり、SMAP解散騒動は多くの企業にとって他人事ではない。

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