今週、この芸能ニュースが日本中を驚かせました。人気アイドルグループSMAPが「分裂危機」にある……。ことの真相はまだはっきりわかりませんが、現在もさまざまな情報が飛び交っています。
長年所属していた場所や、苦楽をともにしてきた仲間から「離れるかどうか」というのは、人生の中でとても大きな、かつ、どんな人にも訪れる可能性のある「決断」です。そんな場面での振る舞いや感情コントロールは、再成長できるか、周囲の信頼を持続できるかなど、その後の人生にかかわる多くのことを左右するものです。
ここで「うまくやる人」と「失敗する人」の差は何なのか。今日はそんなテーマを、アンガーマネジメント的視点で検討してみたいと思います。
「恩人たちのため」に迫られた決断?
SMAP一部メンバーの独立問題と担当マネージャーの取締役辞任等に関する報道が出るやいなや、ジャニーズ事務所は「協議・交渉がなされている事実は存じます」とコメントを発表しています。
報道によれば、SMAPの「育ての親」である女性チーフマネージャーが、来月に同事務所を退社する予定で、これに同調し中居正広、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の4氏が退社、木村拓哉氏だけが事務所に残るため、グループが分裂し、事実上の解散となる可能性がある、とのことです。
真相は定かでありませんが、4氏は女性マネージャーへの恩義や感謝、木村氏は事務所へのやはりそれらを優先させたように書かれています。結成以来、約30年間も苦楽を共にしてきたわけですから、当人たちの苦しい胸の内、葛藤は、私たちの想像の及ばないところではないでしょうか。
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