大企業からの「チャレンジ転職」は広がるか

安定したレガシー企業から脱出する人たち

大企業からベンチャー企業へ転職する若手社会人が徐々に増えてきています(写真:chachacha/PIXTA)

若手社会人に「転職するなら、どの企業に転職したい?」と聞いたとき、どの企業名が上がると思いますか? ある調査で上位3社にランクインしたのは、上から順にトヨタ自動車、グーグル、ソニー。特にトヨタとグーグルの人気が圧倒的でした。

この連載の一覧はこちら

理由は、世界的な技術力やブランド力、イノベーションに満ちあふれていると感じるからとのこと。ちなみにランキング上位30社では5位に楽天、7位にソフトバンクに13位リクルートホールディングスなどが登場。大学生による就職人気企業ランキングと比較すると顔ぶれにやや違いがあります。

選ぶ企業の選択肢に幅が生まれる

大学生の就職企業ランキングはブランドイメージが高く「レガシー」な大企業が根強く人気です。みずほ銀行が大きくランクダウンした……など時代を反映した多少の変化はありますが、傾向自体は長年変わりません。おそらく筆者が就職活動した30年以上前と大差ない顔ぶれです。

ちなみに当時の人気企業1位はサントリーで、以下大手総合商社やメガバンクが並んでいたと記憶しています。いつの時代の若者も、最初の会社選びでは慎重で手堅いのです。一方2回目の就職活動=転職となると、選ぶ企業の選択肢に幅が生まれるということなのでしょう。

自分のやりがいがみつかりそう、頑張った分だけ報われそう……など職場の実情を情報収集して選ぶと、新興系企業が積極的に選ばれるようになります。社会人経験を踏まえて会社選びをすると、自分に適した会社がみえてくるのでしょう。

次ページランキングには入っていない勢いのあるベンチャー企業
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナ後を生き抜く
  • 小室淑恵 「覚悟の働き方改革」
  • 若者のための経済学
  • 晩婚さんいらっしゃい!
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
ホンダとGMが提携拡大<br>露呈した自前主義の限界

ホンダが米GMとの部分提携を大幅に深化させ、北米事業の幅広い分野での包括提携に踏み出しました。最大の目的は、低空飛行が続く4輪事業の収益改善。新型コロナによる事業環境の悪化も提携拡大を後押ししました。

東洋経済education×ICT