「新入社員の指導」で疲弊しないためのヒント 「謝りたくないので辞めます」が増えている

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同じく目下にしか使わない言葉に「ご苦労様です」という言葉があります。

「おはようございます」や「こんにちは」の代わりに「お疲れさまです」が多用されることが多くなっていますが、「お疲れさまです」は自分と同等か目上の人に使う言葉なので、目下に使っても問題はありません。しかし、「ご苦労様」は注意して使う必要があります。目上の方にはもってのほかですが、たとえ同等であっても相手からすると「偉そう」ととらえられかねません。「お前にご苦労様なんて言われたくない」と内心腹を立てられることも多いのです。使い分けられないのであれば、「お疲れさまです」に統一したほうが無難です。

こういったビジネス用語は、間違っていることに気づいた時点で、早めに指導するようにしましょう。

「謝りたくない」と言って辞めていく人

顧客対応をしていれば当然、また、人とかかわっていく中で、謝罪の場面は避けて通れません。たとえ大きなミスでなくとも時間を取らせてしまったり、何か不具合が起きた場合にも「謝る」場面が生じてくるのは当然のことと思います。さらに、自分のミスでなくても会社側の問題や、ほかの誰かがかかわったことであっても、相手に不利益や不快な思いをさせてしまったなら、まずは同じ会社の人間として謝るということをするのが筋です。ところが自分がミスしたものではないことに対して謝ることができない、謝りたくないと言って辞めていく人が増えています。

謝ることができない人の特徴を挙げてみます。

・プライドが高く、負けず嫌い

・傷つきやすく、打たれ弱い

・柔軟性にかけ、融通が利かない

謝らない人は、自分の非を認めることを自己否定ととらえる傾向があり、傷つくのを極端に嫌がります。叱られた経験に乏しく、自分が責められることに耐性がありません。社会に出れば理不尽なこともたくさんありますが、そのこと自体を受け入れられないわけです。このような部下から、「なぜ謝らないといけないのか」という反発を受けても、明確な理由を伝えられない上司も現場には多く存在します。

そこを無理矢理、注意しようとすると「パワハラ」と言われかねないと、指導する側としては、もうどうしたらよいかわからずに、お手上げ状態になります。

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