「答えなくてよい質問」に疲弊していませんか 相手を思いやる人ほど損をしている

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その質問に答える必要はある? 質問を見極めるコツとは?(写真:maroke/iStock)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

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人とのかかわりの中で、頻繁に使われる「質問」。相手から発せられる質問には、答える必要の「あるもの」と「ないもの」があるのをご存じでしょうか。まじめな方ほど、「質問には、誠意をもって答える」という意識が強く、答えなくてよい質問に一生懸命に答えてしまう傾向があります。しかし答えなくてもよい質問にエネルギーを注いでも、残念ながら、相手は受け入れないどころか、不快に思うことすらあり、まさに骨折り損のくたびれもうけになってしまいがちです。

相手が質問してきたから丁寧にアドバイスをしたのに、相手がまったく行動を起こさず、がっかりしたなんてことのある方もいらっしゃるのではないかと思います。

せっかくの好意が無にならないよう、質問を見極めるコツをお伝えします。

「答えるべき質問」とは?

知っていれば速やかに答えてほしい質問があります。それは、事実や方法、手順などを質問された場合です。

例)
・この書類いつまでに提出ですか?
・この件に関してはどなたに伺えばよいですか?
・駅までの道はどう行けばよいのでしょうか?
・○○公園の場所はどこですか?
・明日、出席されますか?
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