「仕事のLINE」でイライラする人の落とし穴 メールより手軽なだけに注意が必要

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仕事でLINEを使う際、お互いにイライラしないために気を付けたいことがあります(写真:baona/iStock)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

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最近は、仕事でもプライベートでも、主なコミュニケーションツールの1つとして、LINEを使用するケースが増えていると思います。メールよりも手軽で、短い文章でやり取りすることも多く、的確なやり取りができればスマートなツールですが、ちょっとしたやり取りでイライラすることも多いのが現状です。

いつまでも予定が決まらずにイライラ

打ち合わせの日程を決める場合の例を挙げてみましょう。

A「いつならよろしいですか、来週中にお時間いただけると助かります」
B「すみません。来週は出張が入っていて難しそうです」
A「そうですか。では、再来週はいかがでしょうか」
B「まだ、はっきりしませんが、火曜日は予定が入ってしまっています」
A「火曜日以外なら、大丈夫ということでしょうか」
既読はつくも返信なし。
A「度々、失礼します。では再来週水曜日の午後でご検討いただけませんか」
B「わかりました」

ここまでやり取りしても日時の決定ができずにイライラが募ってくるかと思います。こちらも相手の都合を優先する姿勢で、相手を立てて、決定をゆだねるアプローチをしているのですが、それが裏目に出てしまうパターンです。相手は、自分の都合を答えてはいるものの、具体的な日時を示そうとせず、打ち合わせをする気があるのかなと疑いたくなるような状況です。LINEは、会話のように気軽にやり取りできるので、一度に用件を済ませなくても大丈夫だと、曖昧表現になってしまうこともあるので、注意が必要です。

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