東大生が厳選「英語が好き&得意になる」3冊 「読み方」次第で効果が劇的に変わる!
そこで僕は、この本を「納得感を得るための辞書」として使っていました。
文法の勉強をしていると、「なんで主語がないと命令文になるんだろう?」とか、「veryとsoってどう違うんだろう?」とか、そういう「ちょっとした疑問」を持つことってありませんか?
「この動詞はto不定詞とくっつくんだよ!」って授業で習っても「え、なんでto不定詞とくっつくの?」のような、理由がわからなくて「なんでだろう?」と思う体験、皆さんにもあるのではないでしょうか?(ないという方は「元偏差値35の東大生が教える『残念な勉強法』」でご紹介した「つねに考える勉強法」を参照してください)。
そういう時に、僕はこの『一億人の英文法』を取り出して確認していました。すると、「to不定詞というのはこういう役割がある、だからこういう動詞とくっつくんだ!」と書いてあって「なるほど!」と納得する。そういうことを繰り返していると、自然と「この動詞はto不定詞とくっつくんだよな!」と覚えることができるんです。
「納得感を得るための英文法の辞書」として使うと、英語の仕組みがどんどん理解できるようになっていったのです。『東大読書』のなかで、僕はこのような読み方を「検証読み」と名づけました。今でも僕は、この本でよく「検証読み」をしています。
発音とリスニングに効く参考書と読み方
最後はこの1冊、『英語耳』です。この本は、日本人が英語を学ぶ時に軽視しがちな「発音」を学び、「耳」を鍛えるというほかに類を見ない1冊です。
僕はこの本を、「英語ができないんです! どうすればいいんでしょう?」と英語の先生に質問したときにおススメされました。でも初めは、「え? 『発音』とか『耳』とか、そんなに重要なのか?」と半信半疑でした。
受験勉強としての英語では「話す機会」がまったくないので、ついつい発音を軽視しがちです。僕もそのクチで、発音を重視したことがまったくありませんでした。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら