東大生が厳選「英語が好き&得意になる」3冊 「読み方」次第で効果が劇的に変わる!
「あれ、この参考書の英文の和訳、めっちゃ面白くない?」
この参考書、英文の載っているページと同じページ、または次のページに、その英文の日本語訳が載っているんですが、それがすっごく面白いんです。知的好奇心を掻き立てられる、普通に読み物として面白い文が載っている。
しかもテーマが多彩。政治や経済・社会問題についての英文もあれば、おカネや時間・食事についてなど卑近なテーマにも触れている。そしてそれらのテーマって、「あれ? こういう内容の文章読んだことあるな?」と思う内容がかなりあったんです。
「国語でこんな内容の文章読んだな」というものもあれば、「学校で読んだ英文とは真逆の意見を言ってるな」と思うものもありました。
この問題集に載っている英文は、どれも本当に面白くて、しかも近しいテーマがいろいろなところで語られやすいものばかりだったんです。
そこで僕は、まず日本語を読むことにしました。日本語を読んで、「ああ面白いな」と感じた後で、英文を読む。そのうえで、他の参考書で同じようなテーマの文がないかを探して読む。
そうやって勉強すると、同じテーマの文が出題されたときに「お! これはこの前読んだ内容に近いぞ!」とわかって、ちょっと難しい単語があってもだいたい内容がわかるようになったのです。
この読み方を助けてくれたのは、Z会から発売されている『リンガメタリカ』という参考書。これは英単語帳なのですが、「経済」「社会」「医療」など、単語が分野別で分かれて載っていて、しかも言葉の解説まで載っているという優れ物です。この参考書も同時に使うことで、僕はどんどん英語が好きになっていきました。
文法に効く参考書と読み方
次の本はこれ、『一億人の英文法』。
「『話すため』の英文法」を目的として英語のシステムを1からものすごくわかりやすく解説。英語の文法項目を網羅的に説明してくれているすごい良書です。本当にどんな人でも役に立つ1冊で、読み応えもあります。さらにイラストも多く使われていて、わかりやすくて面白いんです。面白いんですが……これ、めっちゃ厚いんです!
700ページ近くあって、読了するまでにかなりの時間がかかります。しかも「これを読んだら速攻で英語の成績が上がる!」という参考書でもなく、「I have a pen」レベルの英語から本当にしっかり解説しているので、日々忙しい生活を送っているとどうしても「積ん読」になってしまうんです。
誤解しないで欲しいのですが、この本、本当に本当に面白いんです。「そうか! I have a penってそういうことだったのか!」というような、目から鱗な英文法の発見が無数にある、とてもいい1冊なんです。時間と根気があればぜひ、1から全部読んで欲しい。でも、当時の僕は読了することはできませんでした。
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