東大生が厳選「英語が好き&得意になる」3冊 「読み方」次第で効果が劇的に変わる!

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でも、この本を実践して本当に成績が上がったんです。リスニングの成績はもちろん、それ以外の成績もどんどん上がっていきました

「正しい音」を知るということは、「本当の英語」を知るということです。カタカナで変換された日本語英語ではなく、英語を英語として理解することができるようになることで、英文の理解力も読解のスピードも向上しました。「発音」というものへの考え方がこの1冊で変わり、その影響でどんな英語学習をしているときでも「発音」を意識することができるようになったのです。

「そうは言っても、他の英語学習より優先して『発音』を鍛えるっていうのは、心理的にちょっと抵抗があるな……」

もしかしたら皆さんはそう思われたかもしれません。実際、僕もはじめはそういうふうに思いました。でも、だからこそのこの1冊、『英語耳』なんです。

『英語耳』は「第1章」を繰り返し読む

僕はこの本をつねにカバンに入れておいて、たまに取り出して「第1章」だけ何度も読んでいました。それだけで、「あっ、発音やらなきゃ!」というモチベーションになるのです。

第1章は「発音の必要性」がコンパクトにまとまっており、これを読むだけで「発音に力を入れたい!」という思いが湧き上がります。そういう「モチベーションを保つための道具」として、『英語耳』はオススメなんです。

本は結局「読み方」次第で変わる

いかがでしたか? どの参考書も、本当におススメのものなのですが、しかし重要なのは僕たち読者側が「その本とどう付き合うか」なんだと思います。

どんなにいい参考書でも、どんなにすばらしい本でも、「読み方」が悪いとただの「眠くなるもの」でしかありません。逆に言えば、どんな参考書でも、付き合い方がよければ多くのことが学べるのだと思います。

今回は、「興味のある分野を深めて他の本と組み合わせてみる」「辞書のように、他の本を読んでいる時に理解を深めてみる」「その分野に対する意識を変えて、モチベーションを保つために使ってみる」という3種類の「付き合い方」を紹介しました。

他にも、本との「付き合い方」にはさまざまなやり方があります。みなさんもぜひ、本とうまく付き合ってみてください!

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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