ジムのマシンで走っても意外にやせない理由 そのスピードや傾斜角度を配慮しよう

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ジョギングとランニングは一括りにされがちですが、ジョギングはウォーキングの延長でゆっくり走り、ランニングは息が弾むくらい速く走ります。ジョギングは運動前の準備運動やダイエットに向いており、ランニングはスポーツとしてレースに出場したり、長距離を意識したりしながら走ります。運動強度や心拍数の変化を考えると、ウォーキングは健康促進、ジョギングはダイエット、ランニングは競技目的という位置づけで考えると良いでしょう。つまり、走るスピードが速すぎるとやせにくいのです。

20~60分以内を目安にする

ジョギングをする時は20~60分を目安に行うといいでしょう。理由は運動時に使われるエネルギー源にあります。筋トレなどの無酸素運動ではグリコーゲンが使われ、ジョギングなどの有酸素運動では脂肪がエネルギー源として使われます。

20~60分のジョギングであれば、脂肪が使われるのでダイエットに効果的です。しかし有酸素運動も60分を超えると、脂肪だけでなくグリコーゲンもエネルギー源として使われるようになります。長時間の有酸素運動では、筋肉も落ちやすくなるということです。

筋肉が落ちると代謝が下がり、結果として痩せにくい体になります。そのため、夏まであまり時間が無いとはいえ、ジョギングは60分以内を目安に行うのがいいのです。

消費カロリーの目安

屋外をジョギングする場合のカロリー計算は、「体重×距離(km)」で行います。体重60kgの男性が5kmのジョギングをした場合、60×5=300kcalの消費となります。ご飯お茶碗1杯が250kcalなので、5km(30~40分)ほど走るとお茶碗1杯分を消費できます。

やせるには摂取カロリーよりも消費カロリーが上回っている必要があるため、食事管理をして摂取カロリーを抑えつつ、カロリー消費を行っていきましょう。

脂肪を1kg燃やすのには7200kcal消費する必要があります。ジョギングだけでやせようと考えると気が遠くなりますが、有酸素運動では内臓脂肪が落ちやすくなるため、ぽっこりお腹にお悩みの方にとっては即効性も期待できます。

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