「睡眠不足」は超シンプルな方法で予防できる スケジュールを睡眠最優先で組み立てよう

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睡眠には、深い眠りと浅い眠りがあり、眠っている間、交互に繰り返している。こう聞くと、どうしても深い眠りのほうが重要に思えてしまう。だから「短時間で深く眠ればいい」という短時間睡眠法の論理は、納得できる面もあるように思われる。

しかし、それが大きな勘違いだと三島氏は指摘する。

「単純に説明すると、体を休ませる眠りと、脳を休ませる眠りは違うと考えていいでしょう。動物の眠りが浅いのは、人間ほど大脳が発達していないからです。人間は大脳が劇的に発達したために、もともと浅い眠りだけだったところに、大脳をしっかり休ませるための睡眠も必要になりました。つまり深い眠りは、脳の発達に応じて、後からつけ足された機能なのです」

深い眠りと浅い眠りには、それぞれ違った役割がある。そのどちらが欠けても、心身の健康は保たれない。「短時間で深く眠ればいい」という考え方は、間違いなのである。

不眠対策には認知行動療法

病院で「眠れない」というと、睡眠薬を処方されることが多い。かつては、「脳の活動を強制的に落とせば眠れる」という考え方で強い睡眠薬が使われていたが、副作用が明らかになったことから、現在は、安全性が高まった代わりに効果がマイルドな薬に置き換えられているという。

薬の服用で特に注意したいことは、医師によっては睡眠薬の過剰処方になることがある点だ。安全性が高くなったとはいえ、服用量が増えると副作用のリスクも高まる。

そんな中、近年、薬物療法と同等か、あるいはそれ以上の効果があるとして主流になりつつあるのが認知行動療法だという。

これは、睡眠に対する患者の不安や過剰な期待をカウンセリングでとり除きつつ、かえって不眠症を悪化させている誤った睡眠習慣を改善することで、徐々に眠れるようにしていく治療法だ。

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