実践!認知症を防ぐ超シンプルな3つの習慣 脳の健康を守れば認知症リスクは下げられる
「昔から『認知症は大統領から農夫まで平等になる疾患』と言われてきました。しかし今は、生活習慣の改善で誰でもある程度は予防可能な病気です」
こう語るのは、東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター副センター長の瀧靖之氏だ。
世界で最も高齢化の進む日本では2025年、日本の認知症患者・認知症予備軍の数は、合計1000万人を突破するといわれている。65歳以上の3人に1人、全国民の約10人に1人が認知症を患うという、人類の歴史でも例を見ない事態が、間近に迫っているのである。
年齢を重ねても、「体の元気」だけではなく「頭の元気」も保っていきたい、というのは万人に共通する願いではなかろうか。では、そのために具体的に何をしたらいいのだろうか。瀧氏は「運動」「コミュニケーション」「好奇心」の3つのポイントを挙げる。
「巷ではいろいろな食品や手法が流布しています。睡眠や食事、認知トレーニングなども大切とはいえますが、最も大事なのは、運動、コミュニケーション、好奇心の3つであり、その他の有効とされる方法は、あくまで、これらの土台があってこそなのです」
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