「オフィスロボ」は人口が減る日本の必需品だ RPAホールディングスが進めていること

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高橋:その答えは非常に簡単です。まず、2016年の時点でRPAを手掛けている他のプレイヤーは存在しませんでした。それに、FA(ファクトリー・オートメーション)も然りなのですが、ツールに関するテクノロジー以上に肝心なのは運用です。低スペックのロボットを用いていても、それらを適切に運用することで生産ラインを効率化し、生産計画を大きく変えられます。現場においてノープログラミングで誰でも簡単に運用できることこそ、最も求められているものです。

ポイントは、ツールよりも運用面にある

小林:そうすると、ユーザーが選別するうえでのポイントは、ツールよりも運用面にあるということですね。

高橋:そうです。運用にあります。あとは、ロボットのガバナンスですね。経理に総務、人事などといった業務の違いによって、ロボットがどこまで踏み込んで処理を行うべきかが異なってくるものですから。業務に応じて、適切なロボを選択することも重要となってきます。

小林:そうしますと、すべてを自社開発にこだわるのではなく、外部のツールを上手く組み合わせて最適化するという運用面を最重視するアプローチだったのでしょうか?

高橋:その通りですね。ロボットが止まってしまうこともありえますから、そういったトラブルへの対応まで含めた運用面が僕たちの強みです。

(図:RPAホールディングス「成長可能性に関する説明資料(2/2)」より)

小林:顧客のニーズに応じて様々なツールを統合してパッケージ化していくという意味では、イメージ的にキーエンスのビジネスにも近い気がしますね。ただ、RPAに関して、ユーザーとなる企業側にもそれなりのリテラシーが求められてくるのでしょうか?

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