明日は我身、アルコール依存症の意外な真実

自己診断テストで、依存症の可能性を知ろう

自分に限ってアルコール依存症ではないと、思っていませんか?(写真:Deja-vu / PIXTA)

TOKIOのメンバーである山口達也さんが強制わいせつ罪で書類送検された事件は起訴猶予処分となり、ジャニーズ事務所は契約を解除したことを発表した。この事件はこれで一件落着ということになるのかもしれないが、山口さんにとっては、これからどのようにお酒との付き合い方を見直すかという大きな問題が残っている。山口さんを孤立させないためにも、今後の周囲の人たちの支援が必要となるだろう。

それにしても、もう少し早い時点で何とかできなかっただろうかと悔やまれる。本稿では、アルコールで問題を抱える人、あるいは、身近にそのような人をもつ人のために、アルコール依存症やアルコール使用障害について解説したい。

アルコール依存症とは

報道によれば、山口さんは自分がアルコール依存症であることを認めていないという。筆者は精神科医ではないし、本人を直接診察したわけでもないので山口さんを診断することは到底できないが、アルコールに関連する問題を抱える患者を診療する内科医として、アルコールによる肝障害で入院した患者が、その退院直後に泥酔して今回のような事件を起こしてしまえば、アルコール依存症を強く疑って精神科医に紹介し相談することになるだろう。

実際に、アルコール依存から脱することができた人の話を聞いてみても、「自分自身はアルコール依存症ではないとずっと思っていた」と話す人がほとんどであり、本人は自分のことをアルコール依存とは考えていない、あるいは考えたくないことが多いのだ。

次ページアルコール依存症で人生を滅ぼさないために
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ほしいのは「つかれない家族」
  • 仲人はミタ-婚活現場からのリアルボイス-
  • インフレが日本を救う
  • 会社を変える人材開発の極意
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
変わる日立<br>IoTで世界へ挑む

日本を代表する巨大総合電機企業が今、「脱製造業」ともいえる動きに舵を切っています。攻めの主役は「ルマーダ」。社長の肝煎りで始まった独自のIoT基盤です。データを軸にGAFAと組むことも辞さないという改革の成否が注目されます。