東京都の向井一弘創業支援課長は、Startup Hub Tokyoの目的について次のように語ります。
「起業とは誰にでもありうる、人生の選択肢の1つです。東京の創業支援の入り口として、Startup Hub Tokyoは誕生しました。”起業もありかもしれない”と思ったときから、調べてみたり、相談してみたり、参加してみたり、創業・起業を皆様がより身近に感じられるようなサービスを行う支援拠点にしたいと考えています」
また、運営を任されている株式会社ツクリエの野崎麻衣さんは、周りの団体との連携も配慮しています。
「丸の内という土地柄、大企業の人も多く、スタートアップとの連携や自分で起業を考えていらっしゃる方も多いようです。EGG JAPAN、Global Business Hub Tokyoはじめ支援拠点も近辺にたくさんありますので、連携してコミュニティをつくっていければと思います」
虎ノ門と渋谷でも新たなコミュニティづくり
虎ノ門でも新しい動きが起こっています。Venture Café Tokyo。虎ノ門ヒルズの一角で毎週木曜日の夕方にスタートアップやイノベーション関連のイベントが開催されます。運営のリーダーは起業家教育で全米No.1を継続するバブソン大学の山川恭弘准教授。ボストン発で世界中にイノベーション拠点を形成しているCambridge Innovation Centerと森ビルがバックアップしています。
イベントのラインナップには、テクノロジーとデザイン、パーソナルブランディング、ブロックチェーン、ソーシャルビジネス、若者による社会変革など多彩なテーマが並び、それぞれの第一線で活躍中の方々が登壇します。また山川准教授と専門家による相談対応「オフィスアワー」も開催しています。
山川准教授はカフェに込めた想いを語ります。
「ベンチャーカフェは、イノベーターをつないで何かを起こすこと、イノベーションのコミュニティをつくることを目指しています。毎週、無料のイベントを虎ノ門ヒルズで行うことにより、みんなが気軽に集まることができるコミュニティスペースを実現します。行動こそがすべてに勝る。やってみて何かを学ぶ。Act(行動)、Learn(学び)、Build(創造)、Repeat(反復)のカルチャーをここでつくっていきたいと思っています」
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