東京と福岡で進む「起業家支援」のスゴイ中身 スタートアップは都市活力を創出する主体だ

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Fukuoka Growth Next の外観(写真:福岡市)

今、都市における起業家支援の活動が活発化しています。ニューヨーク、ボストン、パリなど世界の各都市で、起業家を応援する施設や団体が増加。スタートアップを都市の活力創出の主体と位置づけて官民のイニシアチブによる街づくりが進んでいます。

そんな中、日本でも東京や福岡でスタートアップ支援が加速、起業家コミュニティの形成が始まっています。本稿ではその動きを見ていきます。

起業家でにぎわうStartup Hub Tokyo

東京駅からすぐ近く、丸の内のビジネス街の一角に、東京都が民間に委託して運営するStartup Hub Tokyoはあります。通りに面した入り口を入ると、受付カウンター。そこを抜けるとカフェのようなフリースペース。平日の昼でもほぼ満席で、夕方はさらに込み合います。掲示板にはたくさんの起業関連イベントのスケジュール。壁面いっぱいの本棚には、起業に関する実用書、マーケティングやデザインに関する書籍が並びます。

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その奥には、にこやかに相談に応じているコンシェルジュのデスク。ブース形式の打ち合わせスペースでは、起業準備をするチームが打ち合わせをしています。道路に面した明るい部屋は、事前予約で一時保育サービスも利用できるキッズスペースになっています。 

セミナーやピッチコンテストのできるイベント会場もあります。IoTものづくり、プログラミング、デザインシンキング、クラウドファンディングでの資金調達、学生スタートアップ、オープンイノベーション、など盛りだくさんのテーマで、ほぼ毎日イベントが開催されています。また、毎週水曜日の午後5時からは、起業に関する「資金・知財・雇用・法律」といった専門分野について予約不要で気軽に相談できる「専門家無料相談DAY!」も開催されています。

Startup Hub Tokyoのエントランス(写真:Startup Hub Tokyo)
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