安倍首相の自民党総裁3選は本当にあるのか 6月21日以降、日本に「熱い夏」がやってくる

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さて、ここからは恒例の競馬コーナーだ。

政局は「寸前暗黒」だが、それよりは気楽に参加できるのが競馬である。吉例に従って、週末の「春の天皇賞」(4月29日、京都11R、芝3200m)を予想してみよう。

格式の高いレースではあるが、実は1番人気が意外と来ない。「昨年の優勝馬キタサンブラックは1番人気だったじゃないか」って? あれは前日までサトノダイヤモンドが1番人気で、当日朝になってオッズが逆転しているのだ。ということで、今年も1番人気のシュヴァルグランは、少し割り引いて考える方が良さそうだ。

「春天」はレインボーラインを本命に

逆に2番人気は比較的信頼に足る。ということで、狙い目はレインボーライン。過去にこのレースを制したフェノーメノ、ゴールドシップと同じステイゴールド産駒だ。NHKマイルで3着、菊花賞2着、天皇賞秋3着など、忘れた頃に穴をあける地味な存在であったが、前走の阪神大賞典の勝利で一皮むけた。今回がいよいよ「初G1獲得」になりそうな予感。

相手探しは、このレースで実績があり、5頭も出ているハーツクライ産駒から。好調川田将雅騎手が騎乗するサトノクロニクル、勝率の高い1枠を引いたチェスナットコートを指名しておこう。

JRAではこの週末から6週連続でG1レースが続く。政治・外交から経済・金融、そして競馬まで見所は盛りだくさん。引き続き当欄のご愛読を切に祈る。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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