地方の若者に「夢を持て」と言っても無理筋だ

都会と地方の根本的な格差はどこにあるのか

地方の若者に向かって「夢を持て」と言うのは、なぜ非現実的なのか(写真:nagare/PIXTA)

ゴールデンウイークの連休も、いよいよ残りわずかであります。

東京の都心部は5月3日あたりから閑散としており、こうして東京に残っている身としましては大変快適なわけですが、おでかけの皆様は混雑の中、ご苦労様であります。わたくしはアメリカにも会社を持っている関係上、日本のカレンダーとは全く関係ない生活を送っておりますが、これだけ休みが長くなるとそれはそれで大変なんだろう、と思いつつ、しこしこ仕事をしております。ただ時差があるので、夜仕事が始まるようなことになるので、それもどうなんだろうと思いながら昼間は良い天気を眺めつつ、ゆっくりさせてもらっているわけです。

アメリカは南北首脳会談にほとんど関心がない!?

この連載は競馬をこよなく愛するエコノミスト3人による持ち回り連載です(最終ページには競馬の予想が載っています)。記事の一覧はこちら

さて、前置きが長くなりましたが、まず、取り上げておくべきは南北首脳会談(4月27日)でしょうか。

第1回(2000年、平壌、金大中大統領・金正日国防委員長)、第2回(2007年、平壌、廬武鉉大統領・金正日総書記)に続く第3回の会談となったわけですが、特に予想を覆すような電撃合意が出てきたわけでもなく、みなさまの予想された範疇の極めて表面的な会談だった、ということになるでしょう。

ただ、言って見れば「得体のしれない」人だった北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長がテレビカメラの前に現れて、ごく普通の振る舞いどころか、かなり「洗練」された人だった、という印象を与えたのは大きかったと思われます。「この人なら交渉できるのではないか」、と思わせた強かさ、は印象に残りました。本当の所はよくわからないというしかありませんが、少なくとも様々な人にこの人と交渉する価値があるかもしれない、と思わせただけで効果があった、というのは確かです。

一方で、次に米朝首脳会談を控えるアメリカメディアの反応はちょっと驚くものがありました。時差の関係でちょうど会談そのものがアメリカの夜のゴールデンタイム(東部時間の夜20時30分)にぶつかっており、各放送局のニュース番組ではそれこそ、ソウルからの中継などで満載になるのではないか、と思っていたら……全くその気配はなしではありませんか。

次ページアメリカは「米朝首脳会談」をどう取り上げる?
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日枝会長が退き宮内新体制が発足してから1年半。増益に転じたが視聴率は低迷を続ける。長寿番組の打ち切りが象徴する大胆な編成改革に加え、組織もコストも抜本的に見直した。背水の陣を敷く同社の人間ドラマを追う。