地方の若者に「夢を持て」と言っても無理筋だ

都会と地方の根本的な格差はどこにあるのか

もちろん東京から転勤で来られている方もたくさんいます。しかし東京に帰ったあとのことばかりを気にして地元にコミットする人は少数で、お子様はそのまま東京の学校に行ったまま、などのケースが多く、これではほとんど参考にならないのです。

その辺りの事情を経験者としてはっきり書いてくれたものはこれまでなかったので(私が書いても所詮「お前は東京からきたよそものだろう」と言われる)、この記事は面白いと思います。

リアルに「地方から世界を見る機会」を作れ

地方の若者が明るい未来を夢見るためには、箱ものなどではなく、目の前のリアルな現実…勉強している大学生やきちんとビジネスをして稼いでいる大人…が必要なのです。

その意味ではオガールでわたくしたちが、小学生から社会人までが集まるオガールバレーボールアカデミーを設立(2014年)して、それを通じて子供たちがまさにリアル(現実)として世界を見ることができる機会を作ることができたことは、決して間違っていない、と確信を持ったわけです。

これは新井先生も全く同じご意見でした。このアカデミーのヘッドコーチには、元全日本の選手で東レ・アローズのキャプテンだった、綱嶋久子さん(旧姓向井さん)がおられます。主旨に賛同され、なんとご主人まで仕事を辞めて、わざわざ千葉から移住してきてくれました。

今のバレーボール全日本メンバーは監督も含め、すべて彼女のことをよく知っていますので、そのつてで、彼らがしょっちゅうオガールに来てくださいます。こういうオリンピックなどで世界を相手に戦っている人たちを間近に見た子供たちはいったい何を考えるんだろう、と思うだけでわくわくしてくるのです。

今やこうして小学生から大人までが一つの何か、を達成しようなんて機会はそうそうないわけで、そういう意味ではこのプロジェクトには益々期待が持たれます。夏は涼しくて本当に良いところです。連休のさなかでなんですが、夏休みはぜひ岩手県紫波町を訪れる計画をお立てになってはいかがでしょうか(笑)。

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