借金・浮気夫を決して許してはいけない理由 反省・謝罪を信じても裏切られるのが関の山

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私には被害者を増やすだけの、再起不能の彼の弱さや不真面目さにしか見えませが、私は夫婦の機微を知らなさすぎますか。

私のこれまでの見聞では、病的なギャンブラーが再起したのを知りません。あなたがもしこの例外に賭ける場合、朱に交われば赤くなるようにあなた自身の品性も劣化し、人生を棒に振る覚悟を持ってください。

私の親友の麻保子さん(仮名)の夫も、依存症レベルのギャンブラーでした。彼女の夫は彼女に、「今度こそ心から反省している」、「今度立ち上がらなかったら、自分は人間じゃない」、「家族のために最後に立ち上がるチャンスが欲しい」と何度も「最後の反省」をしたそうです。何としても夫に仕事に専念してほしい彼女は、夫の「今度こそ」をその都度迷いながらも信用し、夫に代わって事業資金を借金し続けたそうです。

付き合ってしまうと貴重な時間を失うことになる

麻保子さんの夫の「藁にもすがる思い」の藁1本が1000万円だと知り、「なぜ藁がそんなに高いのか?」と最初は思わず後ずさりした彼女でしたが、気が付けば数年間で彼女は藁を5~6本も調達するほど大胆になっていました。家庭守りたさに目がくらみ、自分も正気じゃなかったと振り返っています。

ところで麻保子さんの実家一族は、1人も離婚経験者がいない、堅いというか幸運な人たちばかりでした。その一族が、2回目の麻保子さんの夫の借金の申し出を知るや全員が口を揃え、麻保子さんに彼の再起不能を諭し、夫の再起を信じる彼女を非難しました。

一方、麻保子さんは「これだけ反省している」夫を「たった2度の失敗で」見限ろうとしている親戚たちを、おカネを貸すのが嫌だから反対していると逆に恨みました。

結果は、願望に目がくらんだ当事者より、人生経験が長い親戚の冷静な情報知が正しかったことは、ここに記すまでもありません。

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