一言にバツイチと言いますが、彼は罪のない2人の子どもの父親としての責任を果たさなかったのです。借金も、金融会社も含めて「返す」と約束して借りたものを、何度も反故にしているのです。その無責任さとでたらめさの大きさを考えると、その繰り返しに彼の本性を疑わざるをえません。あなたが「死ぬほど」聞いた反省でしたが、瞬間的には心底からの反省であっても、行動が伴わなかったのですから、その謝罪は嘘言だったのです。
ギャンブラーの妻の多くは、経済的にも精神的にも成り立たず離婚に至るケースが多いようです。その意味ではK.N.様の結婚生活の最近の2年は「本当に幸せだった」ようで、紛らわしいですね。
しかしあなたのこの幸せは、多くの人の犠牲のうえにあったことを知るべきです。たとえば前妻の子どもたちは一生、父親不在の人生を生きていくことになるのです。
前妻の子どもたちはこのような父親と暮らさずに済んで運がよかったともいえますが、そのことと彼のでたらめさは別です。不在だからこそ感じる「もしも父がいたら」と子どもたちが生涯何度も抱くであろう幻想を含めて、それがどれだけ大きな罪であるか彼が自覚し悔い改めていたなら、その後のでたらめな生活はできるものではありません。
そのほかの犠牲も言わずもがなで、大きな過ちを反省できない者に、再起はありません。私が今回の彼を信用しない一番の理由です。その後の絶えることがなかった浮気など、それができる彼もその相手も、話題にするのもつまらないレベルです。
迫真の反省と謝罪に迷わされてはいけない
あなたは5年前のように、またまた今度こそ彼の反省は本物だと、信じたいのですね。願望に目が眩み現実を見誤る当事者のあなたを責めるものではありませんが、多額な借金とギャンブル、低レベルな浮気が抱き合わせだったことが判明した今でも、捨てがたい幸せな2年間の記憶ですか。
彼の2年間の優しさが、ギャンブルや浮気がバレないようにするための偽装だったのか、それとも欺いているという罪悪感がないから平気に振る舞える彼の本性なのか、5年前と同様に迫真の反省と謝罪があなたを迷わせているのかは知りません。
いずれにせよその“優しさ”だけを切り離して彼を愛し、信じることは可能ですか。
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