YouTube、子供をめぐるヤバ過ぎる3大リスク

炎上をきっかけに住所を特定されるケースも

保護者は、「YouTubeは17時まで」や「1日1時間まで」など視聴時間に関するルールを決めたほうがいい。また、時間になったら外遊びなどの違う遊びを子どもに提案するなどして、視聴をやめさせるためにサポートできるといい。

リスク3「炎上と個人情報流出」

YouTuberは今の子どもがあこがれる職業のひとつだ。中高生を対象にした調査だが、ソニー生命の「中高生が思い描く将来についての意識調査2017」が興味深い。「将来なりたい職業」について聞いたところ、YouTuberが男子中学生、女子中学生のそれぞれ3位と10位にランクイン。筆者の子どもが通う小学校での調査でも、小学校6年生150 名中2名が「YouTuberになりたい」と回答した。

実際に幼児や小学生の人気「キッズYouTuber」もいて、アップロードできる環境さえあれば、今すぐYouTuberを目指したいと思う子どもがいてもおかしくない。

スマホのYouTubeアプリの右上には撮影マークがついており、数回タップするだけで動画を撮って、YouTubeに投稿できる。筆者の子どもが通う小学校でも、3年生の児童が友だちと動画を撮影、投稿したことが保護者会で問題になった。たんに「おもしろそうだから」という軽い気持ちで、子どもたちはYouTubeに投稿したようである。また、別の小学校では、保護者のアカウントを使って勝手にYouTuber活動を始めていた子どもがいた。保護者が気づいたときには複数の動画がアップロードされており、動画についたコメントに返信などもしていたそうだ。

キッズYouTuber動画の中には、炎上しているものも一部目につく。炎上した動画には、「人生詰んだな」「バカ」「キモい」など罵詈雑言のコメントが大量に寄せられる。さらに一度炎上した動画は削除したとしても、また別のユーザーの手によってテロップ付きで編集され、再びYouTubeにアップロードされるケースが多い。

炎上はおそろしい。通っている学校名を公開して住所を特定されたり、電話番号を公開したことでいたずら電話が鳴り止まなくなったりした小学生YouTuberもいる。さらに特定された名前や住所などの個人情報を勝手に「まとめサイト(特定の話題にまつわるサイトや文章などを記事にして、それを集約したサイト)」などにまとめられたYouTuberもいる。

このような子どもたちのトラブルに対しては、YouTubeからも公式に警告が出されている。そもそも13歳未満の児童はGoogleアカウントを持つことができないため、保護者は必ず子どものYouTube利用について見守る必要がある。同時に、「動画は投稿しない」、「インターネット上に個人情報は出さない」ということをルールで決めておく必要があるだろう。

一度出してしまった動画はほぼ永遠に消すことができないことを、親子一緒に覚えておいてほしい。

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