「樹海の死体」配信した人気YouTuberの意図 非難が殺到し、謝罪ビデオを投稿したが…

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ユーチューブに不適切な動画を投稿し、問題となっている人気ユーチューバーのローガン・ポール(写真:Shutterstock/アフロ)

数百万人のフォロワーを抱える人気ユーチューバーが、1月1日、自殺者が多く発見されることで有名な日本の樹海で、首吊り自殺者の死体を撮影した動画を投稿したことに対し謝罪した。

ローガン・ポール(22)は、動画投稿後に批判が殺到したのを受け、ツイッターで、自殺と自殺防止に対する関心を高める目的で動画を投稿したと釈明し謝罪した。

「カメラを向けるべきではなかった」

「動画に映っているとおり、僕はショックと恐怖で困惑していた。今もそうだ」と、彼は述べている。

2日に投稿された別の動画では、ポールは、今度は亡くなった男性と、その家族に対し再び謝罪している。それと同時に、ポール氏のファンに対して、彼を擁護する立場を取らないようにと依頼している。「あの動画を投稿すべきではなかった。カメラを向けるべきではなかったんだ」。

問題の動画はユーチューブから削除されているものの、ポールが視聴者に対して閲覧注意を警告する場面から始まるその動画は、ほかのサイトで視聴することが可能な状態となっている。

「これは、間違いなくユーチューブの歴史に残る瞬間だ。なぜなら、これは多分ユーチューブの誰もが今まで経験したことがないことだと確信しているからだ」と、動画の冒頭でポールは語りかける。「さあ言うべきことは言った。心の準備はできてるか」。ポールは効果を高めるために、乱暴な口調でこう付け加えている。

動画の中で、ポールは青木ヶ原樹海が、過去10年間で自殺の名所として有名になったことを説明している。

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