超大質量ブラックホール周辺にさらに数千個

最大1万個のブラックホールが存在

 4月5日、米航空宇宙局(NASA)のチャンドラX線観測衛星のデータによって、天の川中心に存在することが知られている超大質量ブラックホールの周辺に数千個のブラックホールがある形状が確認された。研究は科学誌ネイチャーに掲載された。提供イラスト写真は「いて座A*」を取り巻く数十個のブラックホール(2018年 ロイター/Columbia University)

[ワシントン 6日 ロイター] - 米航空宇宙局(NASA)のチャンドラX線観測衛星のデータによって、天の川中心に存在することが知られている超大質量ブラックホールの周辺に数千個のブラックホールがある形状が確認された。銀河系の中心には超大質量ブラックホールがあり、その周辺に多数のブラックホールが存在するとされてきた数十年来の推測が確認された形で、研究は科学誌ネイチャーに掲載された。

最大1万個のブラックホールが存在

今回注目されたのは、銀河系中心の超大質量ブラックホール「いて座A*」を取り巻く数十個のブラックホール。これを元に、科学者らは「いて座A*」から3光年四方に最大1万個のブラックホールが存在すると推定した。

「いて座A*」は、太陽の400万倍の質量を持ち、地球から2万6000光年(1光年は約9.5兆キロ)の距離にある。

今回観測されたブラックホールはすべて巨大な星の崩壊によって生じたもので、近くを通過する恒星を捕捉し、結びついて伴星を持ち、連星系と呼ばれる星の固まりを形成した珍しいケース。ブラックホール自体は観測できないが、それが形成した連星系が発するX線を観測することで、存在が確認できるという。

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