私がテレビの「ババ抜き」対決で負けない理由 メンタリストDaiGoが明かす不安を除く方法

印刷
A
A
不安心理を突くと人は動揺して自滅します(写真:Satoshi KOHNO / PIXTA)

「ババ抜き対決」で連戦連勝するのには理由があった

「そんなに簡単な配置でいいんですか?」

お互いにジョーカーを含む、5枚のトランプのカードを目の前に並べ、先攻後攻で1枚ずつ引いていく。最後までジョーカーが手元に残った側が負け。テレビ番組などの「ババ抜き対決」で、私が相手に向けて最初に投げかける言葉です。

ゲームが始まり、相手が5枚の手札を並べたとき、このように挑発すると、相手の性格にもよりますが多くの人はイラッとして、怒りの感情が表に出ます。すると、無意識のうちに視線がジョーカーのほうに向かいます。

たとえば「ジョーカーを引いたらモノマネをする」という罰ゲームが設定されているとします。その場合には、「モノマネ、得意なネタがあるんですか?」など、相手が負ける前提で雑談を始めます。こちらの自信を暗に伝えることで、相手の心では不安が高まります。

「自分のジョーカーの位置はここでいいのか」「DaiGoはなぜあんなに自信満々なのか」「何か仕掛けがあるのか」「もし負けたらモノマネをするのは嫌だ」など、脳はネガティブなことに反応し、相手は勝手に不安の渦に追い込まれていきます。

その結果、目の前の勝負に集中できず、ミスをして自滅していくのです。

実は、私はメンタリストとしてテレビ番組でこうしたパフォーマンスをするときに、心理療法の「脱フュージョン」という手法を反対方向から活用しています。

そもそも、フュージョンとは「融合」「混ざり合う」といった意味です。たとえば、音楽のジャンルの1つであるフュージョンは、ジャズ、ロック、ラテンなどを融合させたジャンルです。

次ページ「脱フュージョン」でネガティブ思考を手放す
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日野自動車「データ改ざん」による重すぎる代償
日野自動車「データ改ざん」による重すぎる代償
「研究職600人雇い止め」理化学研究所に走る衝撃
「研究職600人雇い止め」理化学研究所に走る衝撃
工場が消える!脱炭素が迫る最後の選択
工場が消える!脱炭素が迫る最後の選択
マンションで急増「宅配ロッカー」が突く新課題
マンションで急増「宅配ロッカー」が突く新課題
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT