「授乳フォト」を渋谷の中心で撮影するワケ 子育てはもっと自由でいい

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渋谷のスクランブル交差点にて(写真:Satoko Mochizuki)
女性には無理。女性はモノを言うな……。そんな、"男女差別"は過去のもの? でも、世界のジェンダーギャップ指数で、日本は144カ国中114位だ。
3月8日は国際女性デー。 #女だから 直面した違和感。みなさんの体験を聞かせてください。ハフポストも一緒に考えます。

マタニティーマーク出産電車内のベビーカー待機児童問題......。

本記事は「ハフポスト日本版」からの転載です。元記事はこちら

家庭や人によって、それぞれの形があっていいはずなのに、子育てにまつわるトピックは、何かにつけて炎上しやすい。

そして、授乳もその1つだ。

2017年9月に第一子を出産した櫨畑(はじはた)敦子さんは、渋谷のハチ公前で授乳をしている写真をFacebookに投稿した。

授乳と大都会のギャップから、何らかのメッセージがあることは読み取れた。しかし、写真からはそれ以上に、底抜けの笑顔で授乳をする櫨畑さんの魅力がひしひしと感じられる。

――この写真はどうして撮られたのだろう?

何かの媒体で大きく発表することもなく、ひっそりとFacebookに投稿された迫力ある写真の舞台裏を知りたくて、櫨畑さんと、カメラマンの望月聡子さんに話を聞いた。

授乳は赤ちゃんの食事なのに

――2人はどうやって知り合ったんですか?

櫨畑さん(以下:櫨畑):望月さんがSNS上の共通の知人づてに私の存在を知ってくれて、メッセージをくれたのがきっかけです。

私は子どもは欲しかったのですが、結婚はしたくなかったので、結婚をせずに子どもを授かって育てていく方法をずっと模索していて。ありがたいことにこうして今、望んだ形で子育てをできているわけですが、そのプロセスをSNSやイベントで公表していたのを見てくれていたんじゃないかと。

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