アピールポイントで「最初の一人」にアタック
では、どうしたら人脈を広げることができるのか。
まず、アピールポイントを持ちましょう。ここは就活の面接に似ているかもしれません。高校生以下の人であれば、それ自体がアピールポイントになります。IT業界では、女性というだけでもちょっとしたアピールポイントになります。
ただし、学生であること以外にしっかりとしたアピールポイントを持っておくことが大切。客観的によくわかる実績でもいいですし、そうでなくても信念があって熱く語れるような、他の人とは違う経験があればよいでしょう。
これは「最初の一人」に出会うために必要になります。持っているアピールポイントでまずはアタックしましょう。
あなたの評価は紹介の有無にあらわれる
「最初の一人」というのは、とても大事です。自分のことを理解してくれて、さまざまな業界に顔が広い人と出会えるかがカギになります。
よく初めて会った人に高く評価されたからといって満足している人がいますが、ボクの経験からすると、あなたに対する評価があらわれるのは別れ際の言葉ではなく、その後のメールです。もしもその人があなたを他の人に紹介すると言ってくれたら、それは最高の評価をもらった証です。
でも、その場では高く評価しているような言葉をかけられながら、その後、つながりがなくなってしまうパターンもあります。
自分を評価してくれる人に会ったからといって満足しないようにしましょう。そして、「最初の一人」の方が他の人を紹介してくれたら、どんどん会いにいきましょう。
そうやってお世話になった方々とのご縁は大切に! ボクの場合は定期的に連絡して、近況報告を兼ねてお食事にお誘いするようにしています。
遠慮はしない、イジりもOK
縁ができた方とのおつき合いでは、遠慮はしないこと。たとえ年上でも、偉い方でも、その方が「イジられキャラ」であれば、うまくイジってあげる。嫌われないどころか、お互いに絆が深まります。
ただし、相手を傷つけないイジり方を身につけてからにしたほうがいいかもしれません。「イジり」という名の誹謗中傷をしてしまう人も多いようです。
また、謙虚なのはいいことですが、常に謙虚ではインパクトに欠けます。最初は謙虚に、本番は饒舌に、そしてお別れするときはまた謙虚に。
いかに相手に強い印象を残し、かつ嫌がられないようにするかをよく考えてみてください。
年上の人であっても、こちらが相手のお話をひたすら拝聴するだけでは、相手は面白くありませんし、得られるものも少ないでしょう。常に自分で情報収集を怠らないこと。その人が何か話をしてくれたら、それに関連する話題や自分の経験などを面白く語るようにします。
これをうまくやれる人は、みんなに好かれる傾向が強いです。
自他共栄の精神を忘れない
最後に、これまで「人脈」という言葉を使ってきましたが、勘違いしないでほしいのは、あなたが相手にするのは「人」であるということです。決して「モノ」扱いしないこと。
そして、あなたが自分の人脈に相手を入れるように、相手の人脈にもあなたが入るのだということも忘れないように。自他共栄の精神を忘れず、自分の可能性を高めていってください。
来週は、こうして広げた人脈を活用して、エキサイティングな仕事をするための方法を披露させていただきます。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら