「うちの子はなかなか勉強しない。勉強が嫌いなようだ。言えば言うほどやらなくなる。学力もつかないし、成績も上がらない」。
このような悩みを抱えている親がたくさんいます。実際、世の中には勉強が嫌いな子がたくさんいます。でも、その一方で、少数派ではありますが、勉強が好きな子もいます。彼らは、知的好奇心が旺盛で、新しい知識を吸収したり自ら調べたりすることが大好きです。その結果、自然に学力がつき、成績も上がります。
勉強好きに変えるために図鑑を活用する
では、どうしたらわが子を勉強好きに変えることができるのでしょうか? そのための有力な方法としてお勧めしたいのが、図鑑の活用です。
「そんなことは知っている」とお感じの方も多いかもしれませんが、それではどれだけ活用できているでしょうか。
今の日本に住んで子育てをしているのに、図鑑を活用しないのはあまりにももったいないことです。なぜなら、今、日本では図鑑革命と図鑑ブームが同時に進行しているからです。つまり、従来の図鑑の枠に収まらない新しいタイプの魅力的な図鑑がどんどんと出版されて、いずれも大ベストセラーになっているのです。
従来の図鑑は、たとえば昆虫図鑑のように、いろいろな昆虫が羅列的かつ博物的に紹介されているものばかりでした。小さな写真・イラストと説明文がひたすらたくさん並んでいるイメージです。私はこれを「博物型図鑑」と呼んでいます。
たとえば、昆虫図鑑、植物図鑑、動物図鑑などです。これは、もともとそれが好きな子には興味深いのですが、そうでない子には面白くも何ともないのです。それで、以前は、図鑑は買い揃えたが本棚に眠ったままでほとんど開かれたことがないということが多かったのです。
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