シーン別「長男・長女」との上手な付き合い方 人間関係がスムーズになる「うまれ順」分析
3 謝るとき:反省してます
"しかる"の逆パターンで、何はともあれ反省の意をしっかり伝えることが大切です。できるだけションボリした風情を漂わせるのもポイント。下手に出ることで「ったく、しょうがないな」と案外あっさり許してもらえることも。
逆に、反省のステップを飛ばして「仕方がなかったんです」と言い訳したり、「この埋め合わせは必ず!」などと譲歩を切り出すと、「本気で悪いと思ってるようには見えない!」と怒りが再燃。話がこじれやすくなります。
4 慰めるとき:頑張れ
ミスをして落ち込んでいる長子に優しすぎる言葉は逆効果。「頑張るしかないよ」「きっとできるよ、頑張って」など、前を向かせる言葉が有効です。「そうだ。へこたれている場合じゃない、自分がやらなくてどうするんだ」と物語の主人公気取りで元気を取り戻してくれるはずです。一方で励ませば励ました分だけ無理をして空元気を出し、自分を追い込むクセもあるので、乱発は禁物です。
周囲の期待には応えたい性分
5 誘うとき:みんな待ってます
もともと義理堅く、周囲の期待には応えたいのが長子の性分。コミュニティに貢献してきた自負もあるため、「みんな待ってます」「××さんがいないと始まらない」などと自負心をくすぐられると、多少無理をしてでも駆けつけようと考えます。「来てくれたら~~」など交換条件をちらつかせるのは禁物。たとえ参加したかったとしても「そんなものに目がくらんだわけじゃないし」とへそを曲げてしまうことになります。
6 口説くとき:付き合うべきだと思う
「俺たち、付き合うべきだ」「私たち、合うと思うから付き合わない?」といった、やや芝居がかったセリフが長子には刺さります。好き、とか、さみしい、とか、そういった一時期の感情で付き合う"べき"ではないと思っている彼ら。
「互いの価値観をすり合わせることができたから、さあ、付き合いましょう」という冷静な口説き文句こそが、彼らにとって納得のいくものなのです。遠回しに好意を伝えようとしても鈍感な彼らは気づかないおそれもあります。
7 頼むとき:頼りにしてます
長子のやる気を手っ取り早く引き出すためには「頼りにしてる」が効果的です。幼い頃から人に頼りにされることに慣れているので、彼らにとって「頼られる」ことは、呼吸をするように自然なこと。事後には「助かりました」とフォローを忘れずに。逆に、「頼んだら迷惑かも」という遠慮は逆効果。 "能力を疑われている?"と不安になったり、"ないがしろにしてるのか!"と腹を立てたり。長子の厄介な面を引き出すことになりかねません。
8 断るとき:すみません
長子からの依頼や誘いを断るときのポイントは「申し訳なさ」を前面に押し出すこと。あれこれ言い訳する必要はありません。何はともあれ、「すみません」と謝り倒して十分に同情を買ってから、事情説明を。「断られた」とプライドを傷つけることさえ回避できれば、「オッケー、じゃ、またね」「そっか、僕のほうでやっておくよ」と快く引き下がってくれるはずです。「謝るとき」の項も参考にして、あくまで下手に出ましょう。
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