残念なリーダーがわかってないチームの本質 仲良しグループで終わらせない5つの共感力

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拡大する組織と衰退する組織の違いは、単なるその場かぎりの仲良しグループなのか、それとも全員が1つの目標に向かって協力し合えるチームなのかによります。グループではなくチームであるために必要不可欠なのは、リーダーの存在です。リーダー不在のチームは、統率力を失い、いずれグループとなり、確実に崩壊していきます。仮にリーダーがいたとしても、リーダーとして機能していないのなら結果は同様です。

真のチームを創るためのリーダーのあり方

『困った部下が最高の戦力に化けるすごい共感マネジメント~売上を伸ばしているリーダーが実践している最強チームの作り方』(ユサブル)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

真のチームを創り上げるために、リーダーには何が求められるのでしょうか。幼少時より野球を通してチームに所属してきた私が、チーム力を高めるために最も大事にしているものがあります。それは「共感力」です。

共感力とは、文字どおり他人に共感する力のことです。他人の気持ちがわかる力ということであり、他人に自分の気持ちをわかってもらう力ということでもあります。そこにさらに、お互い共感することで発揮される力という意味も込めて、私は共感力という言葉を使っています。

具体的には5つの手段があります。

(1)感謝を伝える
(2)可能性を信じる
(3)誤った行為をしかる
(4)感情を共有する
(5)チーム心を養う

上記をさらにかみ砕いてお伝えしましょう。

(1)感謝を伝える=大切な人に、きちんと言葉で感謝を伝える
(2)可能性を信じる=大切な人の可能性を最後まで信じ、相手の自信を育ててあげる
(3)誤った行為をしかる=しかるときは人格を否定せず、誤った行いを短い言葉でしかる
(4)感情を共有する=恥ずかしがらず、喜怒哀楽を一緒に表現する
(5)チーム心を養う=「チームのために自分には何ができるのか?」を全員が自問自答できる雰囲気をつくる

最初からすべてを完璧にできるリーダーはいませんが、なんらかの組織を設け、達成したい目標があるのなら「チーム」の結束力は必要不可欠。そのためにはリーダーとしての資質をいやでも身に付ける必要があります。共感力を高めるのは、その一歩ともいえるでしょう。

中田 仁之 S.K.Y. 代表取締役、中小企業診断士

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なかた ひとし / Hitoshi Nakata

1969年、大阪生まれ。幼少期より大学卒業まで野球一筋、大学4年次には日本代表に選出される。1993年関西大学卒業後、大手印刷会社に入社、営業および営業課長として20年間、あらゆる業種の販売促進に従事。2012年 独立し株式会社S.K.Y.を創業、プリントマネジメント事業に加え販売促進・売上拡大を柱としたコンサルティング事業を開始。2015年より飲食店の経営も開始。中小企業診断士として登録、さまざまな業種の経営支援・経営指導に従事。

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