「決断疲れ」を起こす人は「判断軸」を知らない

決められないのは「決め方」を知らないからだ

もう1つ重要なことは、この評価を二次情報(加工されたデータ)だけに頼らないことです。私自身の手痛い経験なのですが、あるクライアント企業のデータセンターを選定する際に、総合評価法で検討をし、ほぼ決定という段階で視察に行ったところ、あるデータセンターは、物品が乱雑に置かれていたり、スタッフの勤務態度が悪かったりと、そもそも検討に値しなかったということがありました。視察や経験など、一次情報から得られることは意外に大きなものです。総合評価法を用いる際にはデータ偏重にならず、自分で足を運び実感を伴った意思決定にすることが大切です。

やるべきことの優先順位を決める時間管理マトリクス法

やることが多すぎて何から手をつけていいのかわからない……。そんな場合におすすめしたいのは、スティーブン・コビー氏の「7つの習慣」にある時間管理マトリクス。重要度と緊急度で4つの象限に振り分けていくこの方法、どこかで見聞きしたことがある方もいるでしょう。

私は働き方改革の講演やコンサルティングの仕事で、企業に呼ばれることが多いのですが、多くの方から、緊急の仕事に忙殺されて、やるべきことが後回しになっているという悩みをお聞きします。重要なのは、このマトリクスで、③の「緊急だけど重要ではない」カテゴリーに入った仕事をどう処理していくかを考えることです。そうしないと、せっかくこのマトリクスを使って分類しても、単に振り分けただけで、実際は緊急の仕事ばかりに追われ続ける……ということになりかねません。

緊急の仕事が多すぎる場合には、以下の改善を検討するとよいでしょう。

①あらかじめ予定する

「緊急仕事」と言いつつ、よくよく見ると特定の時期(役員会の終了後、期末など)に決まって発生するものや、ある程度予測できるものがあります。割り込みで発生する仕事は著しく生産性を落とすので、予定しておくことでできるだけ影響がないようにしておきます。

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カーリング人気萌芽の時代から、平昌五輪での銅メダル獲得まで戦い抜いてきた著者。リーダーとして代表チームを率いつつ、人生の一部としてカーリングを楽しめるにまで至った軌跡や、ママさんカーラーとして子育てで得た学びなどを語る。