確かに、すでに仕事をしている周りの人たちがつまらなそうにしていたりすると、なんだか仕事そのものに対する疑問を抱いてしまう気持ちもわかります。
しかしながら、そういった人たちばかりではない、つまり仕事を楽しみながらやっている人も多くいるものなのです。
私自身もそういった人の1人です。
そして、往々にして仕事を楽しんでいる人は、元から楽しい仕事についていたわけではなく、仕事を楽しいものに自分でしてきた結果として、そういった状態になっているわけです。
何も、世の中のどこかに楽しい仕事が転がっているわけではありません。ましてや、万人にとって楽しい仕事なんて世の中に存在しません。楽な仕事も存在しませんし、つらいことや悲しいことがまったくない仕事も存在しません。
仕事を実りのあるものに変える努力をする
そのような中、私たち個々人にできることは、仕事に向き合うスタンスを変える、そして仕事を自分にとって楽しいものや実りのあるものに変える努力をすることのみです。
つらい、嫌だと思って仕事に向き合うか、つらいことがあっても自分が成長できる場や自分の居場所として楽しみながら向き合うか。
仕事をつらいもの、つまらないものととらえてしまっては、そういった思考回路で仕事のすべてをとらえてしまうでしょう。
反対に、仕事を楽しいものであるととらえると、嫌なことがあっても前向きにとらえることができます。
要は心の持ちようでどうにでもなるのです。
私自身も30代の中頃までは週に100時間なんて当たり前の労働時間で、仕事と勉強以外ほぼ何もしていませんでした。考えようによっては単につらい人生ですよね。
ただ、私はつねにその先にある、いや、あるであろう明るい未来を信じていましたし、将来的によりバランスの取れた人生を送るための修業期間としてとらえていましたから、体はつらかったですが、精神的には非常に楽しかったものです。
何事も、自分に裁量権があったり、自信をもってできるかどうかで楽しめるのだと思います。自分の人生の主導権を握る、仕事で毎日結果を出して成長を実感できる――そういった状態にもっていければ楽しいと思えるはずです。
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