常識外れの「よなよなエール」が独走するワケ クラフトビールの旗手が挑む販売と生産の壁
その狙いについて井手社長は「当初は、大手が作らないエールという種類のビールを広めようとした。だが世間ではエールも含めて"クラフトビール"という呼び名のほうが広まった。よなよなエールをクラフトビールのスタンダードとして飲んでもらいたいという思いを込めた」と語る。
この勢いはどこまで続くのか?
ビールメーカーとして成長のボトルネックとなる製造設備への投資という課題を、大手への委託という形でクリアしたヤッホー。当面の目標は、「現在国内で1%未満のクラフトビールのシェアを2020年までに2〜3%に押し上げること。そのうちの半分、最低1%は自社で取りたい」(井手社長)。
かつて地ビールブーム終焉に苦しめられた同社。このまま、クラフトビールの旗手として成長を続けることはできるのか。
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