「働き方改革」に熱心な会社を選ぶ、3つの方法

長時間労働やサービス残業をしたくないなら

いずれにせよ、働き方改革が就活に少なからず、影響を与えているのは間違いありません。では実際、学生が企業の取り組みを見極めるためには、どうすれば良いでしょうか。

企業の働き方改革の取り組みを包括的に発信している情報サイトや冊子はありません。マイナビでも、企業の特色欄で検索が可能になっていたり、初任給表記の統一化など、さまざまな取り組みを行っていますが、働き方改革にフォーカスした項目があるわけではありません。

そこでいくつか参考になる方法をご紹介します。

IRや企業表彰を見るほか、直接社員に聞く

(1)IR情報や『会社四季報』を参考にする。

まずは企業の数字を比較することです。そのためには就職情報サイトや企業の公開情報、『会社四季報』などで企業の平均勤続年数や離職率といった数字を比較するようにしましょう。『就職四季報』では全ての企業ではないものの、月の残業時間平均が明記されている企業もあります。

また企業によっては、「働き方改革宣言」をし、具体的な残業時間の削減目標や、有給休暇の促進策を公表している会社もあります。そうした文面から、働き方に対する姿勢を読み取ることができます。

(2)官公庁や社団法人の認定制度や表彰制度を受賞している企業を調べる

官公庁や社団法人が優良企業の取り組みを一般に周知する目的で実施している企業表彰制度や認定制度があります。「くるみんマーク」をはじめ、女性活躍推進企業データベース、グッドキャリア企業アワード、イクメン企業アワード、均等・両立推進企業表彰などがあります。これらの企業は一定の基準をクリアした企業や特に優秀と認められる企業が選ばれています。ひとつの指標としては参考になると思います。

(3)働く社員から直接話を聞く

企業にとってマイナスな情報は、企業のHPやインターネットなどに出回りにくいため、直接社員から聞くのが一番です。新卒の場合、その機会は十二分にありますので、OB・OG訪問や会社説明会で積極的に情報収集をしましょう。

反対に企業の採用担当者側は、学生の要求が今後高まることを前提に、準備をしておく必要があるでしょう。本来は開示したくない情報でも、学生に対する伝え方次第では、印象が大きく変わります。たとえば「平均残業時間は○○だが、繁忙期に集中しており、繁忙期以外では△時間になる」など、数字を使ってどう説明するかを検討するべきでしょう。

今回は学生が「働き方改革」をどのように捉え、期待しているかをまとめました。新卒学生はまだ就労経験が無く、「働き方改革」に関する理解も乏しいのが現状です。ただし、冒頭の男子学生のコメントのように、懸命に自分の将来を託せる企業との出会いを求めて就活に挑んでいます。

この学生たちが社会に旅立つにあたり、できる限り将来に向けて羽ばたける環境を整備していくことこそが、本当に重要な改革になるのではないでしょうか。

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