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営業で伸び悩む人と頭角現す人の決定的な差 地味な1日の繰り返しが大きな結果を呼ぶ

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さすがに15分間しゃべり続けることはありませんでしたが、想定問答集をつくったようなものなので、どんな質問にもすぐに答えることができました。

初対面の鉄板トークくらいなら、本やネット記事を本気で調べればいくらでも得られます。過去にうまくいった自己紹介のケースの振り返りもして、最適と思われるものを組み合わせれば、半日かせいぜい1日もあればできるはずです。

でも、多くの営業マンはそれすらやらないのが現状ではないでしょうか。「サザエさん」を観ながら「あぁ、明日からまたテレアポか」と憂鬱な気分になるか、もしくは「ストレス発散」と称して思いっきり遊びたおす。それでは根本的な課題解決になりません。

人の成長を決めるのは月日の流れではなく、インプットとアウトプットをどれだけ繰り返したか、この1点のみなのです。

モチベーションを高める「セルフトーク」とは?

ここまで継続することの重要性について述べてきましたが、そのモチベーションを維持するにはどうすればいいのでしょうか。この場合、「セルフトーク」が非常に有効な手段になります。

セルフトークとは、自分の目的・目標意識のレベルを高める仕組みです。

具体的な例でいえば、私は毎朝自分の目標を鏡の前で唱えていました。また、家に帰れば振り返りの時間を取り、自分と対話をしながらPDCAの回し方について考えました。また、毎月の数字目標を携帯電話の暗証番号に設定していたこともありますし、社会人2年目の頃はMBAの取得が目標だったので、1日の朝昼晩に「今年中に3年目までの全社員のなかでトップセールスとなり、2年後MBA留学に行くためのチケットを手に入れる」とリマインドされるようアラームを設定していました。

やや暑苦しく見えるかもしれませんが、これくらいの仕組みを用意すれば、モチベーション維持に大きく役立つものです。

営業は、頭も使えば身体も使い、数字も達成しなければならない大変な仕事です。なかには避けたい業務、面倒くさい業務もありますが、それもこなさなければなりません。そうした嫌なことはモチベーションを大きく下げてしまいます。だからこそ、「日々の業務が自分が本当に叶えたい目標につながっている」と絶えず意識することが、継続的な努力のコツなのです。

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達成したい目標があるのなら、それを目的とセットで身体に染み込ませておくことが重要です。しかし、セルフトークは自分を「追い込む」ためのものではなく、あくまでも「モチベート」するためのものです。

人によっては、日々努力を続けるための原動力は家族の存在かもしれません。結婚していたり子どもがいたりする人が、スマホの待ち受けに家族写真を設定するのも、もちろん広義のセルフトークの一環です。あるいはその画像が自分の好きなアイドルや俳優であることもあるかもしれません。

他人への感謝や生きる目的などは、人は想像以上に簡単に忘れてしまうものです。だからこそ、目標を思い出させ、身体に染み込ませるための仕組みを用意することは、大きな効果を持つのです。

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