オリンピック招致の勝因は、滝川クリステル グローバルエリートが東京オリンピック決定を祝福

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滝川クリステルさんのプレゼンを、グローバルエリートも絶賛(写真:AP/アフロ)

「あ~この日本語の副音声邪魔やな~、英語で聴かな、雰囲気がわからへんのに・・・」

私は土曜の夜、シンガポールから香港に飛び、友人との待ち合わせの時間に30分も遅刻しているのに海外でも見れるNHKワールドで五輪招致プレゼンに見入っていた。目的はそう、「東洋経済オンライン」のグローバルエリートは見た!で五輪招致の速報をお届けするためである。

先日、東洋経済オンラインの編集長が「我々は第一報ではなく、クオリティの高い第二報で戦う」と申していたが、そんな中でグローバルエリートだけは連日、質の高い第一報で新鮮な、でき立てのフレッシュコラムをお届けすることを毎日の日課にしている。さて、以下では私が(開始時刻にお風呂のため10分遅刻して)東京チームのプレゼンを見ながらリアルタイムで書いた感想を最初にご紹介しよう。

水野正人氏のプレゼンに好感

冒頭の佐藤真海選手の笑顔の印象が良く、スポーツの“自信と希望を与える”意義を理解していることをまず強調。竹田招致委理事長はドーピング問題が今までないことと、財政面の強みを強調してイスタンブールとマドリードの弱点をつく。中でも私が大好きだったのは水野正人専務理事の凄い笑顔だ。

彼が“スポンサー企業のロゴ”を映し出しながら語る資金面での強さは、商業面での利益最大化を図るIOCに対し、説得力が強かった。“ウチは金を持ってるで、ウチは広大な市場があるで、IOCの助言を取り入れて改善してきたで”と。いや、それにしても素晴らしい笑顔。この笑顔の持ち主を、落選でガッカリさせたらいけないだろう。

“グレートスマイル”の水野さんがフランス語で突然話しているが、これまた憎めない。あとで知ったことだが近代オリンピックの父がフランスの方らしく、IOCではフランス語が尊重されるらしい。フランスは国際機関の要所要所で、侮れない存在感がある。

ちなみにドン小西さんの仕事を奪うようで恐縮だが、こうしてよく見ると、クレリックシャツもいい。あのネクタイに青いポイントが入ってないと台無しだったが、ストライプのクレリックシャツとカフリンクで、おじさん軍団の“だらっ”とした感じを引き締め、青のポイントで爽やかさを加えていた。

その後に続いた効率的に配置された会場の紹介も大変よく、資金面、インフラ面、施設面での東京優位を効果的に印象付けている。いや、これみた時点でなんか東京の勝利を確信した。

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