猪瀬都知事は、レガシーを実現できるか
いよいよ、東京都知事が登壇してきた。ダメだ、猪瀬さんの不自然な緊張あふれる模様が残念極まりない。なになに、うちは45億ドルあるで、と。なんか金持ち自慢みたいで嫌な感じ。
ただ“我々はレガシーを創るんだ、最大規模の住宅開発に、国内外の人々に開かれた国際交流プラザも併設する”というのはいいじゃないか。国内外の方々のための施設になる、と。誰もがスポーツを楽しみ、子供たちに夢を与える社会をつくると。
ここで述べられた約束が本当に実行されるか、政治家が選挙期間中に約束したことはほぼ実行されないというのを知っているだけに不安だが、ぜひとも日本の国際化、国際交流を飛躍的に発展させるようなレガシーを残すよう国民が厳しくモニタリングしなければならないだろう。
むしろ2週間かなんだかのお祭り騒ぎより、その後何十年も物理的、精神的に日本の文化に残るレガシーに五輪の本当の成否がかかっているのだから。
滝川クリステルさんのプレゼンを絶賛
あ、クリステルさんが登場した。いやーこれは強い。もう外見だけで、当選確実か。なるほど、 “おもてなし”か、それにしても綺麗なフランス語の発音やな。笑顔も美しい。髪型もイヤリングも綺麗。青いスカーフも似合っている。
へー、日本で外国人旅行者が落とした、合計3000万ドルが戻ったってそれすごいな。なになに、落としてもほぼ確実に現金が返ってくるって?それは言いすぎだろう、私は先日5000円落としたが返ってこなかった。
国際的にみても東京が大変清潔な街で、タクシーの運転手が最も感じがいいのも本当。お客さんをもてなす伝統も、たしかにすごい。いや、それにしても印象がいいな、もう、一から最後までクリステルが話したらよかったんとちがうか。また、訛と緊張あふれる“気合系の英語”ではなく、美しい雄弁な魅力的なフランス語で話している(私がフランスで聴いているフランス語よりよっぽど美しい)。
彼女は東京の“おもてなし”の強みを、都市の安全さ、清潔さ、親切さ、豊かな食文化の具体例を効果的に伝えて素晴らい働きをした。東京にオリンピックが来るとしたら完全にあなたのおかげです。
その後に続いている、東京文化紹介ビデオも、国際マラソンを入れたりして、東京のインターナショナル性も演出できていて良かった。また、フェンシングの太田さんによる、選手の意見が計画に取り入れられ、選手村がオリンピックの中心になったという話も説得力があるし、東京の革新的な技術面での優位を効果的にアピールできている。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら