上司同士、仲が悪いということですから、2人の仲を取り持つ必要なんてないし、あなたにできることは限られています。お互いのところで、相手の愚痴や悪口を言わないようにする。そして、前の上司と個人的に会うときはこそこそしないで、「○○さんに活入れてもらってきます!」などと明るく、今の仕事にかかわる相談なんてしていないよ、という雰囲気を出す。
その後も「○○さんにも、ここがダメだと指摘されてしまいました」などとごく普通にフィードバックしてみるようにしましょう。最低限、前の上司に吹き込まれて異なる意見を言ったり、今の上司をないしがろにしているわけではない、と思ってもらえるような態度でいる。警戒心の強い、心の狭そうな人ですから、「さすがです!」「頼りにしています」と尊敬の言葉はいちいちに口にして安心してもらうといいかも。
それでも大人げない態度をとるようなら、最終手段として、上司の上司に対応を相談して、しかってもらうしかないかもしれません。今の上司にとっては裏切られ感があるでしょうが、ここまで努力してわかってもらえない忠誠心なんて、どこまでいっても理解してもらえないし、信頼関係ももうなくなっているでしょうから。
とはいえ、本来は、こそこそすると警戒心を強くさせてしまうので、のほほんとしたコミュニケーションを心掛けていれば、大きな損はしない気がしますよ。
学ぶべき人のパイが減ってしまうのはもったい
社内政治や損得だけのために、学ぶべき人のパイが減ってしまうのは、なんだかとてももったいないことです。「社内派閥」なんて、恐ろしげな言葉に振り回されず、よいところをたくさん持った先輩たちと明るく「師弟関係」を結んでみてはどうでしょう。
上司も完璧ではありません。よいところ、今イチなところ、いろいろあるから面白いし、学ぶことも多い。今の環境もどうか楽しんで、もっと成長していってもらえたらと思います!
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