「自販機」を持つ人の知られざる儲けの仕組み その歴史の深さと意外なる事実を紡ぐ蘊蓄

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41. 自販機1台にかかる電気代は 1カ月7000~8000円

42. 一般的な自販機の貯蔵庫に缶飲料約500本が入る

43. 自販機のコールド用缶飲料は通常5℃前後、ホット用缶飲料は55℃前後で販売されている

44. カップ式自販機の設置には食品衛生法に基づく喫茶店営業の許可が必要。屋内の設置が規定されている

45. 調理式食品自販機の設置には飲食店営業の許可が必要

46. 自販機のコイン投入口は、飲料自販機やたばこ自販機は横のものが多く、乗車券自販機は縦が主流

47. 縦に硬貨を入れる方式は回転による遠心力で識別装置に早く到達するが、内部にある程度スペースが必要となるため人が並ぶような駅の乗車券販売機などに採用される

メトロの券売機(撮影:尾形文繁)

48. 横に硬貨を入れる方式は滑り落ちる時間はかかるがコイン収納スペースをあまり取らず、商品の収納スペースを大きく取れるため、飲料自販機などに多く採用される

49. 自販機で 1円、5円硬貨が使えないのは、かさばるためという単純な理由による

お札とコイン、その真偽の判別は?

50. 自販機では紙幣識別装置が挿入されたお札の磁気的・光学特性を検知し、あらかじめプログラムされている本物のお札のデータと照合して真偽を判別する

51. コインについては、硬貨選別装置が材質、重み、厚み、直径を検知して真偽を判別している

52. 自販機で紙幣が読み込まれず戻ってくるのは、シワではなく、表面についた脂や汚れが原因の場合が多い

53. 一般に自販機で1回に使える同一硬貨は20枚まで

54. また、多くの自販機で1回に投入できる100円硬貨は4枚まで、500円硬貨は3枚までと制限されている

55. 自販機で購入した缶・ペットボトルの飲料は、右手で取り出すと必ず飲み口が上になるよう補充されている

56. 飲料自販機で「売切」ランプは残り1本になると点灯する。補充後すぐに購入者がいても適温で提供するため

57. 自販機の返却レバーを下げ商品ボタンを長押しすると、温度もしくは売上本数、残数などが表示される場合がある

58. 自販機で購入する際、人の目線は左下から右上に移動するというマーケティングにより、主力商品を目に入りやすい左下に配置するケースが多い

59. 当たり付き飲料自販機は、1970年代後半にダイドードリンコが始めたサービス

60. 当たりの確率は自販機ごとに設定できるが、景品表示法により最高でも2%

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