iOS 11のβ版をインストールすると、いくつかのアプリが使えなくなってしまうかもしれない。実は、iOS 11から、アップルは32ビットの環境で開発されたアプリのサポートを打ち切っている。そのため、アプリ開発者は、アプリを64ビットに対応させる必要に迫られている。継続的にアップデートされているアプリは、すでに64ビット化していることも多いが、アップデートが放置されているアプリは要注意。32ビット版のまま、更新が終わってしまっている可能性がある。
残念ながら、利用者側が取れる解決方法は、アプリを削除し、代替となるものを探すか、アプリ開発者に問い合わせて64ビット対応を促すことの2つしかない。どちらも難しい場合は、過去のアプリとして利用をあきらめるしかない。頻繁に利用しているアプリだと困るかもしれないが、こればかりは仕方ないだろう。
3.iOS 11で使えなくなるアプリを確認しておく
iOS 11で使えなくなるアプリは、現行OSが入っている状態でも確認することができる。アプリを開く際に、「○○○はアップデートの必要があります」とアラートが表示されたら、そのアプリはiOS 11に非対応ということになる。そのアプリがどうしても必要なときは、秋にiOS 11がリリースされる前に、64ビット化の対応予定を確認しておこう。
ひとつずつアプリをチェックするのが面倒というときは、設定でまとめて64ビット対応の有無を確認できる。設定を開き、「一般」の「情報」から、「App」を選ぶと、互換性に問題のあるアプリ一覧が表示される。これらのアプリをタップすると、App Storeの当該ページが起動する。開発者に連絡を取りたいときは、ここからウェブサイトにアクセスするといい。同じ開発者が、似た機能を持った別のアプリをリリースしていることもあるため、代替となるアプリを探す際にも、この一覧が役に立つはずだ。
すでにApp Store上にアプリが存在しないときは、64ビット化する可能性はゼロということ。このようなときは、容量の無駄にならないよう、アプリをアンインストールしておこう。
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