パックン「築地・豊洲問題は一発で解決する」 残された課題はイメージ対策だ

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市場の名前から「豊洲」が消えるだけで議論の後味がよくなるかも?(撮影:今井康一)
市場移転の議論が大詰めを迎えているが、豊洲行きにみんなが気乗りしないのはイメージの問題も大きい。それなら僕からとっておきの提案がある。

残る課題はイメージ対策

築地か豊洲か。それとも両方を活かす「アウフヘーベン」か。市場の移転をめぐる論争がますます過熱しているが、よければ僕からの提案をぜひ議論に加えてください。

当記事は「ニューズウィーク日本版」(CCCメディアハウス)からの転載記事です。元記事はこちら

築地は世界で知られている、日本の「おいしい」の代名詞。そのブランド力を捨てるわけにはいかない。ただ施設の老朽化も進み、食の安全を守るためにも移転計画が進められている。

移転先には最先端の技術を駆使したピカピカの新市場が待っているが、なかなか豊洲移転に都民は気乗りしていない。当然だ。地下水からは基準値100倍もの有害物質が検出されている。「人体に影響はない」「食の安全は保障できる」と言われても気持ちは晴れない。

これがイメージの格差。築地にも土壌汚染がある。汚水もある。水漏れもある。ないものは冷房ぐらいだ。常温の空間で鮮魚を売るのは先進国ではまず他で見ない。でも、築地は国内外で愛されている「食の聖地」とされる。

一方、豊洲は聖地より地獄に近いイメージ。1年以上ずっと「豊洲問題」が大きく取り沙汰されているため、「豊洲=問題」という認識になったせいかもしれない。

でも冷静に考えると、地下水が食材に触れることもなかろう。空調、盛り土などの安全対策で科学的な問題は解決できるはず。(とりあえず、維持費の赤字や家賃設定などの 「価額」的な問題は別にしておこう)。残る課題はイメージ対策だ。

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