男の子4割に反抗期ナシ「今どき親子」の実態 母親とのお出掛けにも息子は抵抗なし?
近年、親子の距離感は近づいているように見えます。友達のように仲のよい親子が見受けられ、「友達親子」という言葉もいまや定着しました。
実際のところ、現在の親世代が子どもだった頃と比較して、どのような変化が見られるのでしょうか。明治安田生活福祉研究所ときんざいが行った「親子の関係についての意識と実態に関する調査」の結果から、10代後半~20代の若者(以下、親との対比においては「子ども」と表記)とその親(10代後半~20代の子どもをもつ30代後半~50代の親)との親子関係について、興味深いデータをご紹介します。
反抗期のない子どもが増加
まず、親と子どもに対して、反抗期の有無と、反抗期があった場合にはその時期を尋ねたところ(親についても自身の反抗期を回答)、反抗期の時期は親子・性別を問わず「中学生時代」の割合が最も高く、次いで「高校生時代」となっています。
ただ、「反抗期と思える時期はなかった」は、親が3割に満たなかったのに対し、子どもは男女ともに高く、男性42.6%・女性35.6%で、特に男性は親の28.1%より14.5ポイントも高くなっています。反抗期を経験していない子どもが以前よりも増えているようです。
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