男の子4割に反抗期ナシ「今どき親子」の実態

母親とのお出掛けにも息子は抵抗なし?

「褒めて伸ばす」親が増えた

さて、ここまで親子の親密度がより高まっていることを確認してきましたが、その背景にはどのような事情があるのでしょうか。そのヒントの1つとなるのが、しつけの方法の変化です。親が子どもの頃に比べると、現在は「褒めること」を重視する親が増えているようです。

少子高齢化が進む日本で次世代を担う子どもとそれを支える親。反抗期から婚活まで、これまであいまいであった親子関係の実態を独自調査により、豊富なデータを紹介しています。『親子白書』(きんざい)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします。

父親から「褒められることのほうが多かった」男性は、子どもは17.9%で親(自身が子どもだった頃を思い出して回答)の9.9%より8.0ポイント高くなっています。一方、父親から「しかられることのほうが多かった」男性は、子ども29.1%で、親の39.3%より10.2ポイント低くなっています。

この傾向は、父親と娘、母親と息子、母親と娘の組み合わせでも同様で、親が子どもだった頃よりも褒めて伸ばそうという意識が強くなっていることがうかがえます。

また、「父親から褒められることもしかられることもなかった」割合は、子ども(男性18.5%・女性18.6%)は親(男性25.3%・女性27.8%)より低くなっているものの、「母親から褒められることもしかられることもなかった」子どもの割合(男性8.7%・女性5.6%)と比べると相対的に高く、育児や教育にかかわる父親が増えているといわれる現在においても、なお子どもへのかかわりが少ない父親が少なくないことがうかがえます。

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