まず、前提として、働く女性の未婚率が高いということがあります。2015年国勢調査「就業状態等基本集計」によれば、就業者のうち「仕事が主」の女性の未婚率は、各年代で男性よりも高く、パートや非労働の女性と比べて20~40代の未婚率が抜きんでて高いことがわかります。30~34歳の働く女性の半数以上、52%が未婚というのは驚きです。
さらに、35~44歳のいわゆる“アラフォー”男女の年収別未婚率の分布を見ていただきたいと思います。
年収が低いほど未婚率が高い男性とは正反対に、女性の場合は年収が高くなればなるほど未婚率が高くなっています。特に、年収1250万円以上の女性にいたっては、6割近くが未婚です。
女性の未婚率は正規が非正規の2.6倍!
こうした男女正反対の傾向は、正規・非正規雇用の比較でも同様です。男性の生涯未婚率は、正規雇用16.6%、非正規雇用50.7%と圧倒的に非正規が高いのに対して、女性は正規雇用22.1%、非正規雇用8.3%と逆転します。
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