しかし、中高生がCDを買う理由は、ほぼ「特典」目当て。イマドキはCDにミュージシャンのポスターやタオル、ポーチなど、CDを買った人しか手に入らないグッズがついてきます。
グッズ目当てとはいえCDを購入したのだから、当然、標準の音楽アプリを使うかといえばそうとはかぎりません。CDをスマホに取り込むには、パソコンを使わなければならないからです。パソコンが家にない人や、パソコンが苦手な中高生は、CDを取り込まず、その曲をYouTubeで探して聞いたりするようです。
「CD特典」をメルカリで買う人も
そして今、CD特典はメルカリで簡単に購入できるようになりました。メルカリで「特典」などのキーワードで検索すると、コンサートグッズも含めてCD特典が多数ヒットします。CDをきちんと聞く人や物として持ちたい人は買いますが、どうせCDは聞けないという人はYouTubeとメルカリで済ませてしまうかもしれません。
スマホで音楽を聞く場合、定額制の音楽配信サービスを利用する方法もあります。前述の「LINE MUSIC」やアマゾンの「Prime Music」「Apple Music」「Google Play Music」などが代表的です。
ただし、私の取材では、こうした有料の定額サービスと契約している中高生の話をまだ聞いたことがありません。もちろん私の取材先に限ったことなので、利用者はいるとは思います。ただICT総研の「2017年 定額制音楽配信サービス利用動向に関する調査」のアンケートによると、大人も含めた有料サービスの利用者は8.5%と少なめ。お小遣いやアルバイトで暮らしている中高生にとっては、さらにハードルが高いのかもしれませんね。
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