ライザップに学ぶ、「やる気」の引き出し方5選 ダイエットだけでなく仕事などにも通じる
他者からの評価や報酬などをモチベーションの発生源にしても、すべてに満足できる環境など通常ありえないため、必ず不満が発生します。この悪循環を繰り返してしまうと、ネガティブな感情が発生している間、仕事であれば業務効率が低下するため、能力が高かったとしても成果を出せず、能力は高くないものの、ヤル気が安定しているビジネスパーソンのほうが高い成果を上げてしまうのです。
つまり、他者、環境に依存せずに、自分でモチベーションを生み出す技術こそが、もっとも成果を挙げるためのポイントであり、自分自身を変える技術です。
モチベーションを維持する方法や考え方は、多くの人が知っていたり実践していたりしていますが、おおよそ1つか2つの方法にとどまっています。ただ、心理学でも使われる言葉ですが、人間にはコンフォートゾーンというものがあり、元の自分に引き戻してしまう作用が働くため途中であきらめたくなったり、頑張りが無意味に思えてきたりするものです。このときに、1つ、2つだけの方法では元に戻ろうとする気持ちに負けてしまうのが大半の人に起きていることです。
では、どうすればよいかというと、引き戻そうとする気持ちに何重もの構えで打ち勝つために、複数の方法を持つ必要があるのです。ライザップが結果を確実にもたらす秘訣です。ライザップのトレーナーやカウンセラーが明かす、いくつかの方法をご紹介しましょう。
ライザップ式。自分でつくるモチベーション術5選
① 「自分が目標を達成したときに、やりたいと思っていることを5つ書き出してみる」
これは、多くの人が実践していると思いますが、達成の動機を明確にするということです。人は感情の生き物ですから、達成した後にやりたいと思っていることを書きだし、今感じている苦しみよりも、達成した先に待っている快感を日々思い描くことで、「痛みの感情」<「快感」という状態を精神的につねに保つことができます。(統括トレーナー:幕田純)
② 「達成した後に実現できるはずのものを先に用意する」
これも有効な方法です。「この仕事を達成したら海外旅行に行こう」と考えた場合、先にその旅行のチケットを買ってしまうことです。なにがなんでも達成する! という気持ちをもち自分を追い込むという意味合いもありますが、先に達成した状態をつくりあげることで、「自分は達成したのだ」と脳をだますことができます。これは心理学や脳科学的にもいわれていることです。
女性であれば「どうしても着たい服があれば、先に買っておくことは、とてもよいアイデアです。」(カウンセラー:杉田明子)。
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