引き締まった体を作りだす「走る姿勢」のコツ ダイエットで縮む人と、引き締まる人の差

拡大
縮小

しかし、食事制限だけでは体形的な変化はそれほど期待できません。基本的にボディラインが変わらないので、周囲に与える印象は「カラダが縮んだ」という程度でしょう。これでは目的を達成したとはいえません。

だから、ランニングによって、スマートで強い体になりたい。皆さんそう考えて走り始めるのですが、しばらく続けることである程度体重は落ちても、体形まではなかなか変わってくれない、という不満を持つ人が大勢いるのです。

ランニングを続けても体形が変わらない。それには明快な理由があります。ひと言でいうと、「正しい走り方」が身に付いていないからです。

プル動作がなければ効果なし

ランニングは「プル(引く)動作」を伴ったスポーツです。

「しっかりと腕を引く」
「前ももではなく、お尻の筋肉を活用する」

この2つは、正しいフォームで走るために欠かせない動作です。しっかりと腕を引いて走ることで肩甲骨が動き、背中の筋肉が動きます。また、お尻の筋肉も活用されるので、体幹の動きを使った走りが可能になります。

そして、このプル動作によって筋肉が鍛えられ、結果的にボディラインがシャープになるわけです。

走っても走っても体形が変わらない人は、この動作ができていません。典型的なのは、背中を丸め、骨盤を後傾させて腰を落とし、トボトボと走っている人です。ランニングブームといわれる今も、こうした人はよく見掛けます。

同じことはウォーキングにもいえます。ポケットに手を突っ込み視線を落とした状態で何千歩も歩いていては、健康に良いどころか体を壊しかねません。ひざや腰に多大な負担がかかるからです。

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